• 2021.07.14

吹き抜けのデメリット5つと解消法を解説!吹き抜けで後悔しないためのポイント

編集者: ナビナビ住宅ローン編集部
吹き抜けのデメリットと解消法

開放感があふれる、吹き抜けのある家。
マイホームを検討中の方の中には、おしゃれな吹き抜けにあこがれている方も多いのではないでしょうか。

吹き抜けにすることで、デザイン性の高さ以外にも、

  • 部屋が明るくなる
  • 上階とのコミュニケーションが取りやすくなる

といったメリットがあります。

一方で、吹き抜けには

  • 手入れがしにくくカビやすい
  • においや音が上階に漏れやすい

などのデメリットがあるのも事実。

そこで本記事では、吹き抜けのデメリットとその対策を解説します。

記事の後半では吹き抜けのある家を建てる際のポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

執筆・監修している専門家

編集者

ナビナビ住宅ローン編集部

住宅ローンを組む時に抱える「どうやって住宅ローンを選べば良いかが分からない」「金利の違いがよく分からない」「一番お得に借りられるローンはどれなの?」といった疑問・不安を解決できるように解説していきます。

吹き抜けのデメリットと対策

開放感がある吹き抜けを「マイホームに取り入れたい!」と思う方も多いでしょう。

しかし、おしゃれな吹き抜けには、残念ながらデメリットもあります。

代表的なデメリットは以下の5つです。

吹き抜けのデメリット

  1. 2階スペースが狭くなる
  2. 掃除がしづらい
  3. カビやすい
  4. 光熱費が高くつく
  5. 音やにおいが上階に漏れやすい

それぞれの詳細と対策をあわせて解説します。

デメリット①2階スペースが狭くなる

吹き抜けデメリット1

1つ目のデメリットは、2階スペースが狭くなるということです。

吹き抜けを作ると、その分2階部分の床面積が小さくなるので、2階の居室などに充てるスペースが少なくなってしまいます。

土地に余裕がない場合、十分な居住スペースや部屋数が確保できなくなることも考えられます。

対策

吹き抜けを作って2階スペースが足りなくならないようにするためには、

  • 2階には何部屋必要なのか
  • 居室はどれくらの広さになるのか

を確認しておくことが大切です。

居室が小さくなってしまう場合は、1階やデッドスペースに収納スペースを増やしておき、すっきり暮らせる対策をしておくとよいでしょう。

デメリット②掃除がしづらい

2つ目のデメリットは、掃除がしづらいということです。

吹き抜け空間にある窓やカーテンレール、ファンなどはかなり高くなるため、掃除をするのが大変です。

電球が切れたときにも、素人では交換ができず、施工したメーカーに交換を依頼しなければならないことも。

せっかくおしゃれなマイホームを実現しても、手入れがきちんとできないという事態になりかねません。

対策

高所の掃除道具を使う手段もありますが、屋根と同等の高さのものを素人が手入れするのは危険です。

プロに任せて定期的にメンテナンスをすることをおすすめします。

また、窓側にキャットウォークなどの狭い通路を設置すれば、足場を作らなくても定期的に窓拭きや照明器具のメンテナンスができます。
   
また、頻繁に交換ができない照明の電球はLEDにしておき、交換回数が少なくても済むようにしましょう。

なかには、電球が手元まで下りてくる昇降機能付きの電球もあるので、検討してみてください。

デメリット③カビやすい

3つ目のデメリットは、吹き抜け空間がカビやすいということです。
カビの原因の1つは、結露です。

冬に暖房の暖かい空気が上に溜まってしまうと、吹き抜け部分の窓が結露してしまいます。

吹き抜け部分の窓は頻繁に拭けないため、どうしてもカビやすくなってしまうのです。

とくに北向きリビングの場合は注意が必要です。

対策

吹き抜けのカビを防ぐためには、まず北向きのリビングを避けることが大切です。
通風・採光がよい方角を選ぶようにしましょう。

また、窓やサッシはカビにくい素材を採用するのも有効です。

デメリット④光熱費が高くつく

4つ目のデメリットは、光熱費が高くつくということです。

吹き抜けのある家は空間が広くなるので、どうしても冷暖房効率が悪くなってしまいます。

冬場は暖かい空気が上に逃げ、夏場は高い窓から日差しが入って熱くなりやすいので、吹き抜けのない家よりも快適な温度をキープするのが難しいでしょう。

また、玄関部分を吹き抜けにしたいと考えているのであれば、特に注意が必要です。

玄関は外部とつながっているため、玄関を吹き抜けにするとどうしても家全体が外気の影響を受けやすくなるのです。

強いこだわりがないのであれば、玄関部分の吹き抜けはあまりおすすめできません。

対策

家の温度を快適に保つためには、設備による対策が必要です。

まず、壁にはしっかりと断熱材を入れて外気をシャットアウトしましょう。

窓ガラスやサッシに断熱性の高い素材を使うのも有効です。

また、効率的に温度管理ができるように、床暖房や全館空調などの設備を取り入れてもいいですね。

エアコンのように上からだけでなく、足元から温めることで、「吹き抜けのある家は寒い」というデメリットを解消してくれるはずです。

デメリット⑤音やにおいが上階に漏れやすい

5つ目のデメリットは、生活音や料理のにおいが上階に漏れやすいということです。

リビングに吹き抜けを作る場合、料理のにおいが2階の寝室まで漏れてしまうことも。

また、家族の生活サイクルが異なる場合、1階からする音で睡眠が妨げられてしまうことも考えられます。

対策

音漏れを防ぐためには、2階の居室の防音性を高めることが有効です。

扉を防音性が高いものにしたり、遮音カーテンを取り付けたりするのもいいでしょう。

また、においが流れるのを防ぐため、キッチンや室内の換気扇はパワーが強いものを選ぶのがおすすめです

また、2階に室内干しスペースを作る場合は、キッチンと離れた場所に作ることで、におい移りを防ぐことができます。

吹き抜けの魅力

ここまでは吹き抜けのデメリットを紹介してきましたが、吹き抜けにはメリットもたくさんあります。

主なメリットとしては、以下の5つがあげられます。

吹き抜けのメリット

  1. 部屋が広く感じられる
  2. 部屋が明るくなる
  3. 風通しがいい
  4. 家族とのコミュニケーションがとりやすい
  5. デザイン性が高いリビングになる

具体的に見てみましょう。

部屋が広く感じられる

吹き抜けデメリット2

本来あるはずの天井がなく、視線が抜ける吹き抜けは、開放感があります。

吹き抜けに窓をつければ、視線が窓の外にも抜けるようになるので、広く感じることができるのも吹き抜けのメリットです。

お客さんが来たときに、「ひろ~い!」と声が上がることもあるでしょう。 

部屋が明るくなる

吹き抜け部分に窓を作れば、高い位置から光を取り入れられるため、部屋が明るくなります

お隣の家との距離が近くで1階の窓からあまり光が入ってこなくても、吹き抜けの高い位置から光を取り入れられるので、「日中は電気を点けなくても過ごせる」ということも多いようです。

風通しがいい

吹き抜けデメリット3

吹き抜けのある家では、1階と2階の窓を開ければ、家全体に風が通り、換気することができます

定期的に換気をすることで、夏でも快適に過ごせたり、家の中に湿気がたまるのを防げたりといった効果も期待できます。

また、シーリングファンを付ければ、空気が循環してより快適な空間に。

見た目にもおしゃれなので、吹き抜けのある家では人気の空調インテリアです。

家族とのコミュニケーションがとりやすい

吹き抜けにすることで、家全体が緩やかにつながった空間になります。

家族の気配を感じやすく、気軽にコミュニケーションをとれるというのもメリットです。

吹き抜けのホール部分にスタディスペースや各々過ごせるフリースペースを作ると、さらに会話が弾みそうですね。

デザイン性が高いリビングになる

吹き抜けデメリット4

吹き抜けがあると、視線が広がり一気におしゃれな空間になります。

背の高い観葉植物やペンダントライトとも相性がよく、「インテリアにこだわりたい」という方も満足できるでしょう。
吹き抜けデメリット5

また、最近流行りの「リビング階段」は、吹き抜けとの相性がバッチリです。

抜け感があるオープン階段にすれば、階段がインテリアのとしての機能も果たすおしゃれな空間になりますよ。

吹き抜けを取り入れる際のポイント

メリット・デメリットどちらもある吹き抜け。

「こんなはずじゃなかった」と後悔をしないためには、ポイントを抑えて検討することが大切です。

窓の大きさや高さに注意

「開放感を作るためには窓は大きい方がいい」と思いがちですが、実は大きければいいというわけではありません。

確かに大きい窓から光を取り入れれば明るい空間にできますが、大きすぎると外気の影響が大きく、光熱費が高くなります。

また、窓の高さも重要です。

窓の高さがバラバラだと、下から見たときに統一感がなく落ち着きません。

下からの視線も考えて、窓の大きさや高さはそろえるようにしましょう。

照明の位置を考えておく

吹き抜け部分に取り付ける照明は、天井から吊り下げる場合と壁につける場合があります。

難しいのがダイニングの照明です。

ダイニングにあまり高くから照明をつけるとバランスが悪くなってしまいます。

また、高すぎる位置に証明を設置してしまうと、交換などのメンテナンスがしづらくなってしまうので注意が必要です。

入居前に、

  • ダイニングテーブルはどう置くか
  • 照明はどうつけるか

も考えておきたいですね。

将来の家族構成や生活を視野に入れておく

家を建てるときには、購入時点の生活に合った家づくりに目が行きがちになります。

しかし、大切なのは将来の家族構成や生活を視野に入れて考えることです。

吹き抜けにすると2階の床面積が小さくなってしまうので、家族が増えると居室が足りなくなることも。

また、吹き抜けがある家は家全体がつながっていてプライベート空間を作るのが難しいので、子どもが成長したときのことも考慮し、間取りを決める必要があります。 

目的を考えて吹き抜けにするか判断する

吹き抜けにする理由は人それぞれです。

「おしゃれだから」「日当たりがよくなるから」など、さまざまな理由があるでしょう。

しかし、なかには吹き抜けでなくてもよい場合があります

明るさを求めて吹き抜けを作る場合、もともと日当たりがよい立地なら必要ないかもしれません。

広さを求める場合、吹き抜けにしなくても、天井を少し高くするだけで部屋は広く感じられます。

デメリットを踏まえたうえで、本当に吹き抜けが必要なのか冷静に考えましょう。

玄関に吹き抜けを作る場合は目的を明確に

玄関に吹き抜けを作れば、家に入った瞬間、開放感のある空間が広がります。

しかし、玄関は生活スペースではないため、リビングに比べてメリットを享受しにくい場合も。

玄関に吹き抜けを作ると外気の影響を受けやすく、家全体の空調効率が悪くなってしまうというデメリットもあります。

また、生活スペースでないため掃除がより行き届きにくくなり、カビが生えやすくなります。

玄関に吹き抜けを作る理由が明確にない場合は、もう一度考え直したほうがよいでしょう。

まとめ

  • 部屋が明るく広く見える
  • 家族とのコミュニケーションが取りやすくなる

など、さまざまなメリットがある吹き抜け。

一方で、吹き抜けを作ることで

  • 生活音やにおいが気になる
  • 冬は寒くて夏は暑い

などのデメリットもあります。

吹き抜けを作るうえで大切なのは、デメリットを理解して対策を考えておくこと

設備やメンテナンスなど、快適に過ごせるよう、設計段階から検討しておくようにしましょう。

また、吹き抜けを作るとどうしても2階のスペースが小さくなってしまうので、将来の家族計画や生活を想像することも大切です。

対策をしっかりとって、快適なマイホームを手に入れてくださいね。

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