• 2021.10.07

【ワイド団信を徹底比較】持病があっても住宅ローンを借りられる!おすすめの金融機関を解説

執筆者: 中野良唯 (ジョインコントラスト株式会社)
住宅ローンのワイド団信を比較

ワイド団信を取り扱う

おすすめの住宅ローン3選

健康に関する加入条件が一般的な団信と比較して緩やかなワイド団信。

持病が理由で一般団信に入れなかった人でも、ワイド団信には加入できる可能性があります

金利の低さではauじぶん銀行、上乗せ金利を抑えられるのはソニー銀行です。

ワイド団信を取り扱っている金融機関一覧表
金融機関 住宅ローン金利(※) 上乗せ金利 加入時の
年齢
リビングニーズ特約
auじぶん銀行
0.310%

2021年10月適用金利

全期間引下げプラン

au金利優遇割の場合

審査結果によっては異なる金利となることがあります。

金利
+年0.3%
65歳未満
ARUHI ※変動金利の取り扱いなし 金利
+年0.3%
65歳以下
イオン銀行
0.520%

2021年10月適用金利

金利
+年0.3%
50歳未満
ソニー銀行
0.457%

2021年10月適用金利

変動セレクト

新規購入で自己資金10%以上

金利
+年0.2%
65歳未満
三菱UFJ銀行
0.475%

2021年10月適用金利

金利
+年0.3%
50歳未満 ×
りそな銀行
0.470%

2021年10月適用金利

融資手数料型(別途融資手数料有り)

金利
+年0.3%
70歳未満

※金利はすべて変動金利を選択した場合を記載
※住信SBIネット銀行、新生銀行などはワイド団信の取り扱いがありません。

この記事では、持病がある人も加入できるワイド団信の概要や比較すべきポイント、ワイド団信に加入できるおすすめの住宅ローンについて解説します。

執筆・監修している専門家

執筆者

中野良唯

ジョインコントラスト株式会社

保有資格・検定

AFP、宅地建物取引士

大手ハウスメーカーでの営業所長を経て、生命保険会社へFPとして転職。 その後、独立系FPとしてコンサルティングの幅を広げるためジョインコントラスト株式会社へ移籍。 現在は「家計教師.com」に所属するFPとして、家計の個別コンサルティングや各種セミナー、企業や学校などで講演会なども行なっています。

編集者

ナビナビ住宅ローン編集部

住宅ローンを組む時に抱える「どうやって住宅ローンを選べば良いかが分からない」「金利の違いがよく分からない」「一番お得に借りられるローンはどれなの?」といった疑問・不安を解決できるように解説していきます。

住宅ローンの「ワイド団信」とは

ワイド団信と一般団信の違い

ワイド団信とは、健康条件が比較的緩やかで、持病がある人でも加入できる可能性がある団信(団体信用生命保険)です。

正式名称は「加入条件緩和割増保険料適用特約付団体信用生命保険」ですが、一般的には「ワイド団信」と呼ばれています。

ワイド団信を利用する際には、通常の住宅ローンの金利に、0.2%~0.3%程度の金利の上乗せが必要になるのが一般的です。

ワイド団信はすべての金融機関で取り扱いがあるわけではなく、取り扱いがある場合にも、利用の条件や保障内容は金融機関によって異なります。

また、どんな持病でも利用できるわけではないので、「ワイド団信なら絶対大丈夫」というわけではない点に注意が必要です。

ワイド団信に加入できる可能性がある疾病

おもな疾病の
カテゴリー
ワイド団信で過去に引受実績のあるおもな例
代謝異常による病気 糖尿病、脂質異常症(高脂血症・高コレステロール血症)、高尿酸血症・痛風など
心臓・血圧の病気 狭心症、心筋梗塞、不整脈、心房細動、期外収縮、心臓弁膜症、高血圧症、血栓性静脈炎(静脈血栓症)などv
脳の病気 脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)、脳動脈瘤(脳動脈解離)、てんかん、ギランバレー症候群など
精神・神経の病気 うつ病・うつ状態、自律神経失調症、適応障害、不安障害、強迫性障害、パニック障害、睡眠障害、神経症など
食道・胃・腸の病気 潰瘍性大腸炎、クローン病、逆流性食道炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、大腸ポリープなど
肝臓・胆道・膵臓の病気 肝炎・ウイルス肝炎(B型肝炎・C型肝炎)、肝機能障害、脂肪肝、胆石、胆嚢ポリープなど
呼吸器(胸部)の病気 喘息、気管支炎、肺炎、肺血栓塞栓症、結核、睡眠時無呼吸症候群など
目・耳・鼻の病気 緑内障、白内障、網膜剥離、難聴、副鼻腔炎など
ホルモン・免疫異常による病気 バセドウ病(甲状腺機能亢進症)、甲状腺機能低下症、リウマチ性疾患、橋本病、全身性エリテマトーデスなど
血液・造血器の病気・異常 貧血、赤血球・白血球の数値異常など
妊娠・女性特有の病気 妊娠、子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮頸部異形成、子宮内膜炎など

これまでワイド団信では、さまざまな銀行において上記の症状の引受実績を持っています。

保険会社により引受範囲は細かく異なるものの、糖尿病やうつ病、さらに心筋梗塞などの症例があってもワイド団信に加入できていることがわかります。

しかし、すべての銀行で上記の症例があってもワイド団信に加入できるわけではありません。

さらに、住宅ローン契約者の健康状態を総合的に見て判断するため、誰もが確実に加入できるわけではないということを覚えておきましょう。

ワイド団信を比較するポイント

ワイド団を比較する際、どのような点に注目すればいいのでしょうか。

そもそもワイド団信の取り扱いがない金融機関を除外し、以下の3点に気を付けて比較するのがおすすめです。

ワイド団信の比較でチェックすべきポイント

それぞれ見ていきましょう。

ワイド団信の利用時に必要な上乗せ金利は何%か

冒頭でも説明したとおり、ワイド団信は健康状態による引受基準が緩和されている分、通常の団信で住宅ローンを利用する場合よりも金利が高くなります。

通常、死亡や所定の高度障害状態・余命6か月以内と判断された場合のみに住宅ローン残高が0円となる一般団信プランでは、金利が上乗せされません。

しかし、ワイド団信の場合は0.2%~0.3%の金利が上乗せされます

上乗せされる金利が高くなるということは、それだけ毎月の返済額も増えるということです。

上乗せされる金利は金融機関によって異なるため、比較の際にチェックしておくようにしましょう。

もともとの住宅ローンの金利やスペック

ワイド団信を比較するのはもちろん大切ですが、ワイド団信の条件だけでなく、もともとの住宅ローンの金利やスペックもチェックしておくようにしましょう。

住宅ローンの金利の上乗せは0.2%~0.3%程度で、大きな差はありません。

そのため、もともとの金利が低い住宅ローンを選んだ方がお得になる場合もあります。

また、住宅ローンによって店舗の有無やネット完結で申し込めるかどうか、住宅ローン利用者が受けられる特典があるかどうかなど、スペックにも差がありますので、トータルで検討するのがおすすめですよ。

保障内容は手厚いか

団信の保障内容は、金融機関によって異なります。

ワイド団信の保障内容を比較する際、ぜひチェックしておいてほしいのが「リビングニーズ特約」が付帯するかどうかです。

通常、団信の保険金は加入者が亡くなった時に支払われます。

リビングニーズ特約とは、本来死亡時に支払われる保険金の一部、またはすべてを、余命6ヶ月以内と診断された際に受け取ることができる特約です。

受け取った保険金を治療費などに利用することができるため、余命宣告時に心強い保障です。

ワイド団信が利用できる金融機関を一覧で比較

ワイド団信の取り扱いがある主要金融機関を比較してみましょう。

ここでは、ワイド団信利用時に必要になる上乗せ金利と加入時の年齢、リビングニーズ特約の有無について比較します。

ワイド団信を取り扱っている金融機関一覧表
金融機関 住宅ローン金利(※) 上乗せ金利 加入時の
年齢
リビングニーズ特約
auじぶん銀行
0.310%

2021年10月適用金利

全期間引下げプラン

au金利優遇割の場合

審査結果によっては異なる金利となることがあります。

金利
+年0.3%
65歳未満
ARUHI ※変動金利の取り扱いなし 金利
+年0.3%
65歳以下
イオン銀行
0.520%

2021年10月適用金利

金利
+年0.3%
50歳未満
ソニー銀行
0.457%

2021年10月適用金利

変動セレクト

新規購入で自己資金10%以上

金利
+年0.2%
65歳未満
三菱UFJ銀行
0.475%

2021年10月適用金利

金利
+年0.3%
50歳未満 ×
りそな銀行
0.470%

2021年10月適用金利

融資手数料型(別途融資手数料有り)

金利
+年0.3%
70歳未満

※金利はすべて変動金利を選択した場合を記載
※住信SBIネット銀行、新生銀行などはワイド団信の取り扱いがありません。

特徴的なのは、必要な上乗せ金利が「+年0.3%」の金融機関が多い中で、ソニー銀行では「+年0.2%」の上乗せでワイド団信を利用できること。

ただし、もともとの住宅ローンの金利は金融機関によって異なるため、上乗せ金利だけでなく、トータルで比較するのがおすすめです。

また、加入時の年齢は「50歳未満」を条件とする金融機関もありますが、りそな銀行では「70歳未満」となっています。

なお、上記のワイド団信とりあつかい金融機関は、「クレディ・アグリコル生命」が引受保険会社となっています。

クレディ・アグリコル生命は、フランスに本拠を置いている総合金融機関です。

引受保険会社が同じ金融機関では、どこも審査の基準は同様で、大きな差はないと考えられます。

ワイド団信に加入できるおすすめ住宅ローン

ワイド団信を取り扱っている銀行は多数あり、上乗せされる金利も0.3%が平均です。

そのため「ワイド団信を取り扱っているかどうか」ではなく、金利などその他の要素もきちんと確認した上で、銀行を選びましょう。

ワイド団信に加入できる住宅ローンを借りたいのであれば、

  • auじぶん銀行
  • ソニー銀行

がおすすめです。

auじぶん銀行 | 金利が低い

auじぶん銀行住宅ローンの特徴解説

金利タイプ 変動金利
0.310%

2021年10月適用金利

全期間引下げプラン

au金利優遇割の場合

審査結果によっては異なる金利となることがあります。


当初固定10年
0.395%

2021年10月適用金利

当初期間引下げプラン

au金利優遇割の場合

審査結果によっては異なる金利となることがあります。

団信プラン 一般団信:金利上乗せなし
がん50%保証団信:金利上乗せなし
がん100%保証団信:年0.2%上乗せ
11疾病保証団信:年0.3%上乗せ
ワイド団信:年0.3%上乗せ

(出典:auじぶん銀行「住宅ローン」

ネット銀行であるauじぶん銀行の住宅ローンは、変動金利・固定金利ともに金利が低めとなっています。

そのため、ワイド団信の加入により0.3%の金利が上乗せされても、総支払額の負担が大きく感じることはないでしょう。

auじぶん銀行公式サイトへ

ソニー銀行 | ワイド団信の上乗せ金利が低い

ソニー銀行住宅ローンの特徴

金利タイプ 変動金利
0.457%

2021年10月適用金利

変動セレクト

新規購入で自己資金10%以上


当初固定10年
0.550%

2021年10月適用金利

固定セレクト

新規購入で自己資金10%以上

団信プラン 一般団信:金利上乗せなし
がん団信50(がん50%保障特約付き団信):金利上乗せなし
がん団信100(がん100%保障特約付き団信):年0.1%上乗せ
3大疾病保証団信:年0.2%上乗せ
生活習慣病団信:年0.2%上乗せ
ワイド団信:年0.2%上乗せ

(出典:ソニー銀行「住宅ローン」

ワイド団信への加入により上乗せされる金利は、0.3%が平均です。

しかしソニー銀行では、ワイド団信の上乗せ金利が年0.2%に設定されています。

ワイド団信に加入したいけど、金利の上乗せによって利子総額を増やしたくないという人におすすめです。

ソニー銀行公式サイトへ

ワイド団信にも加入できなかった場合はフラット35を検討する

フラット35と民間の住宅ローンの比較

一般団信に加入できなかった人でも加入でき、住宅ローンを借りられる可能性が高まるという魅力的なワイド団信ですが、どんな持病があっても必ず加入できるというわけではありません。

いくら引受基準が緩和されていると言えど、引受保険会社による審査が通らず、ワイド団信に加入できなかったという人も少なからずいます。

もしワイド団信に加入できなかった場合でも、「フラット35」であれば借入可能です。

民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して取り扱われている、長期固定金利の住宅ローンのこと。
住宅ローンを返済する全期間、金利が固定されている(※)ため、毎月の返済額が確定していることが特徴です。
(※)適用金利は銀行によって異なります。

通常、住宅ローンは団信の加入が必須です。

しかし、フラット35は団信の加入が任意とされており、かわりに年1回、住宅ローンとは別に「団信特約料」という保険料を支払う必要があります。

団信に加入しなくても住宅ローンを借りられるという点は、大きな魅力でもあります。

しかし団信に加入しなければ、「万が一に備えられる保証」がありません。

もしも、けがや病気などで住宅ローンを返済できなくなった際は、家族にも負担がかかってしまいます。

そのため、別途生命保険に加入するなどしてリスクに備えておくことが大切です。

団信加入が不必要な住宅ローンのおすすめはARUHI

ARUHIスーパーフラットの特徴解説

団信への加入が任意の住宅ローンを借りたい人は、住宅ローンの専門金融機関である「ARUHI」のフラット35がおすすめです。

ARUHIフラット35の金利
借入期間 団信加入
15年~20年
1.180%

2021年10月適用金利

自己資金10%以上

借入期間15年~20年の場合

機構団信加入

21年~35年
1.300%

2021年10月適用金利

自己資金10%以上

借入期間21年~35年の場合

機構団信加入

(出典:ARUHI住宅ローン「ARUHIフラット35 概要」

ARUHIフラット35の場合、団信なしの金利は団信加入金利の-年0.2%になります。

最長35年間、借入時の金利が適用されるため、長期の資金計画も立てやすいでしょう。

その他、ARUHIフラット35には以下のような特徴もあります。

ARUHIフラット35の特徴

  • 通常契約の場合に比べて、割安の保険料で火災保険を契約できる
  • 保証人が不要
  • 繰上げ返済手数料が不要
  • 仲介手数料・事務手数料など一部諸費用を借入金額に含めることができる

さらに、自己資金に余裕がある場合は、より低金利で住宅ローンを借りられるお得なプランの「ARUHIスーパーフラット」も選択できます。

  • 一般団信に加入できるか不安
  • ワイド団信に加入できなかった場合でも住宅ローンを借りたい
  • 自己資金があり、毎月の住宅ローン返済額を確定させたい

上記のように考えている人は、ぜひARUHIのフラット35を検討してみてください。

ARUHI公式サイトへ

まとめ

ここまで、ワイド団信の概要や比較すべきポイント、健康に不安がある場合にも利用しやすい住宅ローンについて説明しました。

ワイド団信は一般的な団信よりも引受基準が緩和されており、持病がある人でも加入しやすい団信として人気ですが、上乗せされる金利が高くなることもあわせて覚えておきましょう。

さらに、ワイド団信は持病のある人すべてが加入できるわけではなく、引受保険会社による審査に受からなかった場合は加入できません

ワイド団信でも加入できなかった場合は、団信への加入が必須ではない「フラット35」という選択肢があります。

とは言え団信は、いざという時の備えでもあります。まずは、ワイド団信やフラット35を提供している銀行に、一度相談してみましょう。

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住宅ローン シミュレーション
auじぶん銀行
おすすめ住宅ローン
auじぶん銀行
満足度
4.7
auじぶん銀行
最低金利
0.310%

2021年10月適用金利

変動金利

全期間引下げプラン

au金利優遇割の場合

審査結果によっては異なる金利となることがあります。

総合人気ランキング
1位 auじぶん銀行
満足度
4.7
auじぶん銀行
最低金利
0.310%

2021年10月適用金利

変動金利

全期間引下げプラン

au金利優遇割の場合

審査結果によっては異なる金利となることがあります。

2位 住信SBIネット銀行
満足度
4.5
住信SBIネット銀行
最低金利
0.398%

2021年10月適用金利

変動金利

借り換え金利

3位 新生銀行
満足度
4.1
新生銀行
最低金利
0.400%

2021年10月適用金利

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