• 2021.09.10

マンション購入の流れを9ステップで解説!契約の手続きから必要書類まで紹介

執筆者: よしだゆき (ライター)
マンション購入の流れ

マンションの購入を検討するとき、「いつ何をすればよいのか分からない」と戸惑う人は多いのではないでしょうか。

購入までの流れをしっかり理解していないと、

  • 「希望の住戸を買い逃してしまった!」
  • 「契約までに住宅ローンの借り入れが間に合わない!」

というまさかの事態になることも。

この記事では、マンションを購入するための手順を項目ごとに紹介します。さらに、住宅ローンや売買契約の手続きがスムーズに進められるよう、必要な書類や流れも詳細に解説します。

マンションの購入を検討している人は参考にしてみてくださいね。

執筆・監修している専門家

執筆者

よしだゆき

ライター

元住宅情報誌編集者。 築35年の中古マンションをフルリノベして、 都内に暮らす住宅系フリーライター。 街歩き・再開発・タイルのおうちが好き。2児の母。

編集者

ナビナビ住宅ローン編集部

住宅ローンを組む時に抱える「どうやって住宅ローンを選べば良いかが分からない」「金利の違いがよく分からない」「一番お得に借りられるローンはどれなの?」といった疑問・不安を解決できるように解説していきます。

マンション購入までの流れ

物件購入の流れ

マンションをする購入までの流れは、大きく以下のように分けられます。ステップごとに詳しく見てみましょう。

手順①:予算を決める

マンションを購入する際は、始めに予算を決めましょう
予算をあらかじめ決めておくことで、エリアや間取りなどの条件も見えてきます。

住宅ローンの借入額は、手取り額の25%以下に設定すると安心です。たとえば、手取り年収が500万円の人であれば、毎月の返済額は約10.4万円で、総借入額は4,375万円です。

物件を購入する予算は算出した返済可能額と、最初に用意できる頭金を合わせた額を目安とするとよいでしょう。

ただし、マンションの場合は管理費や修繕積立金、駐車場代など毎月支払う費用があります。また、将来出産や子供の進学といったライフイベントが待っている人は、支出が膨らんだときに支払えない返済額にならないよう注意しましょう。

マンションの購入額平均は4,457万円、平均年収は798万円

国土交通省の調査によると、マンションを購入した世帯の平均年収は798万円でした。また、平均年齢は43.3歳でした。

また、マンション購入額の平均は4,457万円で、うち自己資本は1,755万円用意していたことが分かりました。

マンションは自分の収入に見合った物件を探すことが大切です。無理な金額を借り入れしてしまうと、返済が滞ってしまったり、教育資金や老後資金を十分に用意できなかったりする可能性があるので注意しましょう。

【参考】国土交通省住宅局公式サイト「令和元年度住宅市場動向調査報告書(令和2年3月)」

手順②:物件を探す

予算がおおまかに決まったら、物件探しを始めます。やみくもに探しても迷ってしまうので、あらかじめ条件を洗い出して判断基準を明確にすることが大切です。マンションを探すうえで主な条件は以下の通りです。

マンションを探すうえでの主な条件

  • 物件価格
  • 立地
  • 間取り
  • 広さ
  • 築年数(中古マンションの場合)
  • 設備
  • 共用施設

それぞれの優先度を考えておくと、予算が足りなかったときにどこを妥協すれば良 いか分かります。

気になるマンションが見つかったら、モデルルーム見学に行ってみましょう。モデルルーム見学は事前予約が必要な物件がほとんどなので、計画的に予定を組むことが大切です。

モデルルームでは以下の項目をチェックし、実際の暮らしをイメージしてみましょう。

モデルルームのチェック項目
部屋の広さ
水回りなどの設備の使いやすさ
収納スペースは十分か
生活動線はスムーズか
日当たり、風通し

モデルルームは実際に購入する住戸と広さや間取りが異なるケースがあるので、案内スタッフに「どの点が異なるのか」を確認しておくことも大切です。

手順③:住宅ローンの事前審査と購入申し込み

購入したいマンションが決まったら、住宅ローンの事前審査の申請をします。住宅ローンはすべての人が融資を受けられるわけではありません。収入や過去の借入状況から審査をされ、通らなければ借りることはできないのです。

審査に落ちてしまうと、ほかの金融機関に申請し直さなければならず、そのうちに希望の住戸を買われてしまう可能性があります。手間や時間を最小限にするためにも、複数の金融機関に申し込むことが大切です。

事前審査に必要な書類は以下の通りです。

事前審査に必要な書類

  • 源泉徴収票(所得証明書)
  • 印鑑
  • 本人確認書類
  • 物件関連資料
  • 健康保険証の写し

購入の意志が固まったら、「購入申し込み(購入予約ともいう)」をおこないます。このとき、申込証拠金として2万円~10万円程度のお金が必要なケースがあるので注意しましょう。

手順④:不動産売買契約を結ぶ

一般的には、購入申込みの1週間~10日後に不動産売買契約を結びます。契約の際には「重要事項説明」を受け、手付金を支払います。手付金は物件価格の5~10%が目安です。

売買契約のときに必要な書類や費用は以下の通りです。

売買契約のときに必要な書類や費用

  • 印鑑(実印)
  • 本人確認書類
  • 手付金の銀行振込票控え
  • 収入証明書類
  • 収入印紙(不動産会社に用意してもらって現金で支払うケースもあり)
  • 仲介手数料の半額

必要な書類は購入する物件や買主の状況などによって変わってくるので、漏れがないよう不動産会社に確認するようにしましょう。

手順⑤: 住宅ローン本審査、契約

売買契約を無事締結できたら、住宅ローンの本審査を申し込みます。事前審査で通過していれば基本的には通りますが、転職をしたり新たな借り入れをしたりすると否決される可能性があるので注意しましょう。

本審査の承認がおりたら、住宅ローンの契約(金銭消費貸借契約)をおこないます。

必要な書類は以下の通りです。

住宅ローンの契約(金銭消費貸借契約)に必要な書類

  • 実印
  • 銀行印
  • 印鑑証明
  • 住民票
  • 本人確認書類
  • 売買契約書
  • 住宅ローン契約書
  • 抵当権設定契約書

手順⑥:登記の準備

不動産を取得すると、所有権が自分に移ったことを示すために登記をおこないます。登記は自分でおこなうことも可能ですが、専門知識が必要で手間がかかるので、行政書士に依頼するのが一般的です。

新築マンションで一斉に入居をする場合は、後述する入居説明会で委任状を提出し、司法書士に登記手続きを委任する形でおこないます。

手順⑦: 入居説明会を受ける

新築マンションを購入してから入居するまではいくつかのイベントがあり、そのひとつが「入居説明会」です。入居説明会は、引き渡しの3~6か月前におこなわれるのが一般的です。

入居説明会では、後述する内覧会や引き渡し日などについて説明をされます。また、オプション工事費や諸費用などマンションの購入にかかる費用や融資についても説明があるので、しっかり確認をしておきましょう。

さらに、入居説明会では駐車場やバイク置場などの抽選を実施することも多くあります。入居世帯分の駐車スペースが完備されていない場合は、抽選になる可能性があるのであらかじめ利用するかどうかを決めておくとよいでしょう。

手順⑧:内覧・残金決済

建物の完成前に契約をおこなう物件の場合、引き渡し前に「事前内覧会」がおこなわれます。

内覧会でチェックしたい項目は以下の通りです。

事前内覧会でのチェック項目
契約書通りに仕上がっているか
(扉の開く方向、コンセントの位置など)
不具合はないか
(建具の開閉、設備の動作に異常がないか)
キズや汚れはないか

万が一問題があった場合は、引き渡しの日までに直してもらえるか確認しましょう。

また、内覧会のあとは引き渡しまで室内を見られないことも多いので、寸法を測っておくことも大切です。メジャーやカメラ、図面やボールペンがあれば、家具・家電を購入するときに困りません。

内覧会の時間は限られているので、あらかじめどこを測るか考えておくとよいでしょう。

内覧会で室内に問題がなければ、購入価格から手付金などの金額を差し引いた残金を支払い、晴れて引き渡しとなります。 

手順⑨:住宅ローン控除や給付金の手続き

マンションを購入して住宅ローンを借り入れる と、住宅ローン控除を受けられます。ただし、住宅ローン控除は何もせずに受けられるものではありません。購入した翌年に確定申告をし、住宅ローン控除や給付金の手続きを忘れないようにしましょう。

自治体や購入したマンションの種類、収入状況によっては給付金を受けられることもあるので、不動産会社に確認することを忘れずに。

マンション購入で後悔しないためのポイント

ここまではマンションを購入するまでの流れを紹介しました。ここからは、マンションを購入する際のポイントと注意点を紹介します。

把握しておかないと損をする可能性があるので注意しましょう。

マンション購入時のポイントと注意点

売買契約後はキャンセルが難しい

売買契約時には代金の物件価格の5~10%の手付金を支払うのが一般的です。5,000万円の物件であれば、250万円~500万円という大きな金額です。手付金は、冷やかし目的の契約を防ぐためにあります。

買主都合でキャンセルとすると、手付金が返ってこなかったり、違約金を求められたりすることがあるので注意しましょう。 

住宅ローンは複数の金融機関で審査に申し込むのがおすすめ

住宅ローンの審査を1つの金融機関だけで進めてしまうと、リスクが高くなります。落ちてしまうと別の機関で審査申し込みをしなおさなければいけないので、希望していた物件を買い逃すことも。

審査に通過したからといって必ず契約をしなければいけないというわけではないので、2~3の金融機関で申し込んでおくことをおすすめします。

住環境は実際に見てチェックする

とくに新築マンションの場合は、チラシなどの広告やモデルルームで購入を判断してしまいがちです。しかし、これでは実際の住環境はイメージしにくいのが実際のところ。

物件の周辺環境は実際に見てチェックすることが大切です。

周辺環境についてのチェック項目
近くに子供が安心して遊べる公園はあるか
駅前の道のりは明るく安全か
買い物環境は充実しているか
周辺の道は歩きやすいか
学区の小学校までの道のりは安全か
車などの騒音は気になるか

可能であれば、日中と夜間に訪れてみて、暮らしやすさをチェックしてみるとよいでしょう。また、小さい子供がいる家庭は、べビーカーを押して歩いてみるのもおすすめです。

モデルルームは標準仕様ではない

素敵なインテリアに囲まれたモデルルームを見ると、思わず購入意欲が高まってしまいます。しかし、モデルルームは標準仕様ではないことがほとんどです。

壁紙や玄関まわりのタイル、水回りの設備などがすべてオプション仕様ということも少なくありません。気に入った設備や内装があれば、標準仕様かオプションか確認しておきましょう。

まとめ

本記事では、マンションを購入するまでの流れを解説しました。

マンションを購入するときには、さまざまなタイミングで書類や資金が必要になります。物件によって必要なものが異なるので、必ず不動産会社に確認をして漏れがないように用意をしましょう。

また、マンションを購入する際には住宅ローンの契約がポイントになります。審査で否決されてしまうと、ほかの金融機関でやり直さなければならず、希望の物件を買い逃す可能性があります。

リスク回避のためにも、2~3の金融機関に審査を申し込むようにしましょう。

今回ご紹介した流れと注意点をもとに、理想のマンションを手に入れてくださいね。

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