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団信に入れない人でも住宅ローンは組める!フラット35なら団信なしでもOK

最終更新日:

住宅ローンの団信に入れない場合の対処法3つ!あえて団信なしで借りる方がお得な場合も紹介
団信(団体信用生命保険)
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住宅ローンの借入れでは、ほとんどの金融機関で「団信(団体信用生命保険)」への加入が必須となっています。そのため、

  • 健康面に不安があって団信に入れないけど、住宅ローンは借りられるのか?
  • そもそも団信って入らないといけないの?

という疑問をお持ちの人もいらっしゃるのではないでしょうか。

結論から言うと、団信なしでも住宅ローンは利用できます。

とはいえ、団信は万一の際に家族を守るための大切な保障です。

家族のためにも、保障が全くない状態で借入れするのはおすすめしません。

簡単にまとめると

  • 健康上の理由で団信加入できない場合は、ワイド団信を利用するか、配偶者名義で住宅ローンを組んで対処
  • 健康だが団信加入しない場合は、若くて健康な人は、民間生命保険のほうが保険料にかかるコストを抑えられる可能性もある
  • 民間生命保険を利用すると保障の選択肢は広がるが、住宅ローンの選択肢は極端に狭くなる
  • 団信と民間生命保険では保障額の受取人が異なり、税金の取り扱いも変わってくるので注意

この記事では、団信なしで住宅ローンを組む場合の対処法や注意点をお伝えしていきます。

  • オフィス千日合同会社 代表社員 公認会計士 / 公認会計士中村岳広事務所

    監修者千日太郎

  • ファイナンシャルプランナー / ジョインコントラスト株式会社 代表取締役

    監修者白坂大介

  • 株式会社エイチームライフデザイン

    編集者イーデス編集部

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団信なしで住宅ローンを借りる際の注意点

団信なしでも住宅ローンの借入れは可能です。

ただし、団信なしで住宅ローンを借りる場合、以下2つの注意点があります。

団信なしで住宅ローンを借りる際の注意点

それぞれ重要な注意点なので、1つずつ見ていきましょう。

注意点①:ほとんどの民間金融機関が団信加入を必須条件としている

民間金融機関のほとんどは、住宅ローンの借入れ要件として「団信の加入」を義務付けています。

つまり団信加入なしで住宅ローンを利用できる金融機関はほとんどないということです。

民間金融機関には、都市銀行や地方銀行、信用金庫、ネット銀行までが含まれるので、選択肢の狭さが大きなネックになります。

団信なしを選択すると「好きな銀行を選んで住宅ローンを借りること」が非常に難しくなるので、覚えておきましょう。 

注意点②:保障がないと万一の時に家族に負担がかかる可能性も

団信は住宅ローン契約者が死亡・高度障害状態になったときに、その時点の住宅ローン残額を保障する生命保険制度です。

団信に加入しなければ契約者に対する万一の保障がありません。

例えば下記のようなケースが発生したとき、遺された家族に負担がかかる可能性があります。

  • 住宅ローン契約者(世帯主の夫)が亡くなる
  • その時点で住宅ローン残額は2,500万円
  • 連帯保証人はパート勤務の妻で、未就学児の子どもが2人

上記のケースで言えば、小さい子ども2人を抱えた妻が高額な住宅ローンの返済を続けるのは非常に困難です。

返済が途絶えてしまって、住んでいる家を追い出される可能性もあります。

団信に加入しないときでも、このような万一を想定しなければなりません。

備えとして、団信の代わりとなる民間の生命保険を用意しておきましょう。

健康上の理由で団信に入れない場合の対処法2つ

団信に加入しない場合は、民間の生命保険を備えておくべきとお伝えしました。

しかし持病や直近の手術歴など、健康上の理由で団信も生命保険も入れない場合があるかと思います。

健康に不安があって団信に入れないときの対処法は、以下の2つです。

健康上の理由で団信に入れない時の対処法

  1. ワイド団信を利用する
  2. 配偶者名義で借入れする

それぞれ具体的な対処法をご案内していきましょう。

対処法①「ワイド団信」に加入する

健康に不安のある人でも加入しやすい団信が、ワイド団信です。 

ワイド団信は、一般の団信と比べて保険会社の引き受け基準が広くなっています。

つまり一般の団信で加入審査に落ちてしまった人でも、利用できる可能性があるということです。

例えば以下のような病気の経験がある人でも、ワイド団信であれば加入できる可能性があります。

おもな疾病の
カテゴリー
ワイド団信で過去に
引受可能性のあるおもな例
代謝異常による病気糖尿病、脂質異常症(高脂血症・高コレステロール血症)、高尿酸血症・痛風など
心臓・血圧の病気狭心症、心筋梗塞、不整脈、心房細動、期外収縮、心臓弁膜症、高血圧症、血栓性静脈炎(静脈血栓症)など
脳の病気脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)、脳動脈瘤(脳動脈解離)、てんかん、ギランバレー症候群など
精神・神経の病気うつ病・うつ状態、自律神経失調症、適応障害、不安障害、強迫性障害、パニック障害、睡眠障害、神経症など
食道・胃・腸の病気潰瘍性大腸炎、クローン病、逆流性食道炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、大腸ポリープなど
肝臓・胆道・膵臓の病気肝炎・ウイルス肝炎(B型肝炎・C型肝炎)、肝機能障害、脂肪肝、胆石、胆嚢ポリープなど
呼吸器(胸部)の病気喘息、気管支炎、肺炎、肺血栓塞栓症、結核、睡眠時無呼吸症候群など
目・耳・鼻の病気緑内障、白内障、網膜剥離、難聴、副鼻腔炎など
ホルモン・免疫異常による病気バセドウ病(甲状腺機能亢進症)、甲状腺機能低下症、リウマチ性疾患、橋本病、全身性エリテマトーデスなど
血液・造血器の病気・異常貧血、赤血球・白血球の数値異常など
妊娠・女性特有の病気妊娠、子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮頸部異形成、子宮内膜炎など

ただし、上記の病気に該当するすべての人が審査に通るとは限りません。

ワイド団信の利用にはいくつか注意点があるので、次項でご説明しておきますね。

ワイド団信の注意点

ワイド団信の注意点は、以下の3つです。

ワイド団信の注意点

  1. ワイド団信でも審査に落ちることはある
  2. 住宅ローン金利に年0.2%~0.3%程度上乗せされる
  3. 金融機関によってはワイド団信の取扱いがない

ワイド団信の審査は、契約者の健康状態を総合的に見て判断されます。

通常の団信と比較して引受基準は広くなるものの、審査自体がなくなるわけではありません。

契約者の現在の健康状態や過去の病歴によっては、ワイド団信でも加入を断られる可能性があります。

またワイド団信を利用すると、年0.2%~0.3%程度の金利上乗せがあります。

つまり普通の団信に加入するよりも返済額が高くなるのです。上乗せされる金利やワイド団信の取扱いは金融機関によって異なります。

ワイド団信を利用する際は、事前に金融機関に詳細を確認しておくようにしましょう。

対処法②配偶者名義でローンを借りる

健康面で不安のない配偶者がいる場合は、配偶者名義で住宅ローンを借りる方法もあります。

もちろん住宅ローンの契約者になるには、配偶者にも審査に通るだけの安定した収入が必要です。

配偶者の収入が少し足りない場合には、収入合算という方法もあります。

健康に不安のない配偶者が契約者となり、もう一人は連帯保証人として収入だけを合算します。

しかしこの場合、連帯保証人の団信保障はなくなるので、注意が必要です。

収入を合算して住宅ローンを借りるということはすなわち、共働き前提で住宅ローンを返済するのと同義です。

共働き前提なのに団信保障が片方にしかなければ、万一の際家族に大きな返済負担が残ってしまいます。

収入合算については以下の記事も参考にし、安易な理由だけで選択しないよう気をつけてくださいね。

健康だけど団信に入らずに民間の生命保険で備える場合

「健康面は問題がないけれど、あえて団信に入らず住宅ローンを組みたい」という人もいらっしゃいますよね。

あえて団信に加入せず住宅ローンを組む場合、民間の生命保険で万一の保障を担保する必要があります

ここでは団信と民間生命保険のメリット・デメリットをご説明します。

「団信と民間の生命保険はどちらが良い?」と悩んでいる人は、判断の参考にしてみてください。

団信に入る場合と生命保険に入る場合のメリット・デメリット比較

団信に入るか、団信に入る代わりに民間生命保険に入るか。

それぞれのメリット・デメリットを下記の表にまとめましたので、ご覧ください。

団信のメリット・デメリット
メリットデメリット
①団信により保障された分は課税対象外
②民間金融機関の一般団信であれば、保険料はかからない
(住宅ローン金利にすでに組みこまれている)
①生命保険料控除は対象外
②保障を自由に選べない
③一生涯の保障ではない(※)
※住宅ローン完済後、あるいは80歳など一定の年齢に達した場合保障はなくなる
民間の生命保険のメリット・デメリット
メリットデメリット
①好きな保障を選べる
②終身保障を選べば、一生涯の保障を得られる
③生命保険控除を活用できる
④若く健康な人は保険料が割安になる
①住宅ローンの選択肢が少なくなる
②住宅ローンとは別に保険料の支払いが必要
③保険金の受け取りは課税対象
④高齢になるほど保険料が割高になる

団信の場合と民間生命保険の場合で異なるのは「保険契約者や保険金の受取人」が誰かということです。

団信民間生命保険
契約者・
保険金の受取人
住宅ローンを貸し出す金融機関住宅ローン当事者

つまり、そもそも保険の仕組みや契約形態が異なるため、税金面と保険料の支払い方法が変わってくる点に注意しましょう。

「幅広い選択肢から住宅ローンを選びたい」という場合は団信を選ぶほうが良いでしょう。

一方、若く健康な人であれば、民間の生命保険を利用することで保険料を抑えられたり、保険料控除による節税といったメリットを享受することができます。

記事の最後に団信ではなく民間の生命保険を利用したほうがお得な場合についても説明していますのでそちらもご覧ください。

それぞれ一長一短の部分があるので、ご自身のライフスタイルに適した選択肢を選ぶのが大切ですよ。

団信なしでも借りられる住宅ローン

団信なしで借りられる住宅ローンにはフラット35(※)があります。

※「フラット35(保証型)」の場合は、団信の加入を必須としている金融機関もあります。

フラット35の特徴は、以下のとおりです。

フラット35の特徴

  • 全期間固定金利
  • 民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して販売している
  • 所定の物件検査を受け、「質の高い住宅である」と認められた住宅でないと利用できない

銀行などの民間金融機関では団信の加入が必須です。

つまり団信に加入できない・または加入したくない場合の選択肢は、フラット35しかありません。

団信に加入せずフラット35を利用する際は、この点を忘れないようにしてください。

なおフラット35は、販売金融機関によって諸費用や金利が異なります。

ここでは金利がお得な「ARUHI」「住信SBIネット銀行」のフラット35をご紹介します。

フラット35を検討している人は、借入れ時の参考にしてくださいね。

ARUHI

ARUHIはフラット35を販売する最大手のモーゲージバンク(住宅ローンを専門に扱う会社のこと)で、以下のような特徴があります。

ARUHIの特徴

  • フラット35商品の取扱いが豊富
  • 「スーパーフラット」は従来のフラット35(買取型)より低金利で利用できる
  • 全国に店舗があり、対面相談しやすい
  • 独自の契約者サービスを用意している

    「スーパーフラット」シリーズは、自己資金額を多く入れるほど金利を引き下げられるのがメリットです。

    例えば「スーパーフラット8」なら自己資金2割、「スーパーフラット7」なら自己資金3割で利用できます。

    貯蓄に余裕があれば、とことん低金利で長期固定金利を借入れできるのでおすすめですよ。

    【ARUHI】【新規】ARUHI スーパーフラット
    フラット35
    ARUHI スーパーフラット

    1.210

    %
    スーパーフラットは一般のフラット35より低金利!
    公式サイトはこちら
    金利についての注意事項をみる
    • 2024年03月適用金利
    • フラット35S(金利Aプラン)
    • 当初5年間引下げ
    • 自己資金20%以上
    • 一般団信加入

    おすすめポイント

    01スーパーフラットは一般のフラット35より低金利
    ARUHIのスーパーフラットは従来のフラット35より金利が低く、頭金を多くしてさらに低金利にすることも可能です。
    02引き落とし口座を自由に決められる
    引き落とし口座を自由に設定できるため、口座管理がしやすいです。
    03勤続年数が短い人や個人事業主でも申し込める
    借り入れ要件に「職業」が含まれていないため、審査が不安な人にも向いています。
    04審査スピードが早い
    事前審査は最短即日、本審査は最短3営業日と早いため、お急ぎの方にもおすすめです。
    052024年2月より「子育てプラス」が新登場
    家族構成等に応じて、金利を最大年1.00%引き下げられます。ご夫婦のどちらかが40歳未満なら、子どもがいなくても対象!

    住信SBIネット銀行

    住信SBIネット銀行の特徴は以下のとおりです。

    住信SBIネット銀行の特徴

    • 「フラット35(保証型)」は、他の銀行と比べて低金利
    • 「全疾病保障」を0円で付帯

    住信SBIネット銀行の「フラット35(保証型)」は、他の銀行と比べても特に低い金利が特徴です

    事務手数料は一般的ですが、金利が低いぶん完済までのトータルコストで安くなるケースがほとんど。

    自己資金を2割以上入れることで、さらに金利を低く抑えられるのでおすすめですよ。

    【住信SBIネット銀行】【新規】フラット35(保証型)
    フラット35
    フラット35(保証型)

    1.230

    %
    全疾病保障が無料で付帯
    公式サイトはこちら
    金利についての注意事項をみる
    • 2024年03月適用金利
    • フラット35S(金利Aプラン)
    • 当初5年間引下げ
    • 自己資金20%以上
    • 団信加入

    おすすめポイント

    01全疾病保障が無料で付帯
    すべての病気やケガで働けなくなった場合に住宅ローンの返済が一定期間免除されたり、働けない期間が一定を超えて続いた場合に住宅ローン残高が0円になる「全疾病保障」が無料付帯。
    02通常のフラット35より低金利
    住信SBIネット銀行のフラット35(保証型)は一般的なフラット35(買取型)よりも低金利。
    03自己資金20%以上でさらに低金利になる
    フラット35(保証型)の新規借入には住宅購入価格に対して自己資金20%以上でさらに適用金利が下がります。
    04定額自動入金サービスが無料
    住信SBIネット銀行の口座へ自動で毎月の返済額の入金ができるので、メインバンクを変更しなくてもOK。

    若くて健康な人は団信なしのほうがお得な場合も

    若くて健康な人がフラット35を利用する場合、団信なしで民間保険に加入したほうがお得になることもあります。

    団信の保険料は金利に組みこまれており、誰が利用してもコストは一律です。

    しかし民間の生命保険は契約者の年齢によって保険料(別払い)が変わります。

    また保険会社によっては健康体割引や非喫煙者割引を用意しているため、健康でタバコを吸わない人はより有利になりますね。

    ここでは両者の保険料がどのように違うのか、簡単な比較をしてみました。

    ※契約者:25歳で健康体、非喫煙者の男性/借入金額:3,000万円/返済期間:35年/返済方式:元利均等方式、ボーナス払いなしで試算/住宅ローン金利:団信あり 年1.310%/団信なし 年1.110%

    団信と民間の生命保険 保険料の比較表
    比較項目パターン①
    フラット35加入+
    団信あり
    パターン②
    フラット35加入+
    民間保険
    <健康体割引あり >
    パターン③
    フラット35加入+
    民間保険
    <非喫煙者健康体割引あり>
    住宅ローン
    返済額
    月額:
    9万円
    総額:
    3,742万円
    月額:
    8.7万円
    総額:
    3,622万円
    月額:
    8.7万円
    総額:
    3,622万円
    団信の
    実質保険料
    (※)
    月額:
    3,000円
    総額:
    120万円
    生命保険の
    保険料
    月額:
    2,370円
    総額:
    99万5,400円
    月額:
    1,740円
    総額:
    73万800円
    パターン①との
    保険料の差額
    ▲20万4,600円▲46万9,200円

    ※団信なし契約と総返済額の差額により算出
    ※ここでの民間保険料は、T&Dフィナンシャル生命保険会社「家計にやさしい収入保障保険(無配当収入保障保険(無解約払戻金・Ⅱ型))」の年金月額10万円、年金支払保証期間2年、60歳満了型の月払い契約を利用

    団信なしでも年齢が若く健康体であれば、民間保険とフラット35の組み合わせで保険料にかかるコストを大幅に削減できることがわかりますね。

    民間の生命保険には、以下2つのメリットもあります。

    民間の生命保険のメリット

    1. 生命保険料控除を受けられる
    2. 保障の選択肢が豊富

    このように、年齢や健康状態によっては団信なしのほうがお得になる可能性があります。

    団信の利用を考えている人は団信ありとなしの条件を比較し、どちらが良いか検討してみましょう。 

    まとめ

    団信なしでもフラット35であれば、住宅ローンの利用は可能です。

    ただし団信を利用せずに住宅ローンを組むと、いざというときに大切な家族とマイホームを守れないかもしれません。

    したがって団信なしにする場合でも万一の保障は必ず用意しておきましょう。

    その他、団信なしで住宅ローンを組むときの重要ポイントは以下の4点です。

    簡単にまとめると

    • 健康上の理由で団信加入できない場合:ワイド団信を利用するか、配偶者名義で住宅ローンを組んで対処
    • 健康だが団信加入しない場合:若くて健康な人は、民間生命保険のほうが保険料にかかるコストを抑えられる可能性もある
    • 民間生命保険を利用すると保障の選択肢は広がるが、住宅ローンの選択肢は極端に狭くなる
    • 団信と民間生命保険では保障額の受取人が異なり、税金の取り扱いも変わってくるので注意

    団信と民間生命保険にはそれぞれメリット・デメリットがあり、仕組みも異なります。

    そのため、一概にどちらが良いとは言い切れません。大切なのはどちらを選ぶにせよ、必要な保障条件を満たしていることです。

    保険料や各種条件をよく確認したうえで、ライフスタイルに合った方法を選んでくださいね。

    千日太郎 / オフィス千日合同会社 代表社員 公認会計士

    【専門家の解説】

    住宅ローンで家を買うときは数千万もの負債を負うため誰しも不安になり、保険が魅力的に感じるタイミングです。

    しかし、私がご相談者にいつもお勧めしているのは、住宅ローンと生命保険とは区別して考えることです。

    まず何よりも優先すべきは毎月の返済額を無理なく続けられることであり、その上にオプションとして、ワイド団信な

    どの金利上乗せ型を利用するか否かを決めるという考え方をお勧めしています。

    住宅ローンを組むことによって病気や死亡のリスクが上がるということはありません。

    一家の大黒柱が倒れることで、家族が受けるダメージは住宅ローンを借りる前と後で何ら変わらないのですよ。

    住宅ローンを借りることがきっかけで、具体的な金額を把握できるようになり、団信に加入できないことで、大黒柱が倒れるリスクを強く感じるようになったのですが、そもそもリスクはその前からあったものです。

    このリスクヘッジの方法としては、生命保険会社が商品として販売する保険だけでなく、夫婦共働きを維持継続するということでも可能です。つまり柱を2本にするのです。

    視野を広く持ち、そのリスクを冷静に評価することも大事なことです。

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